占星術における支配星の重要性

それぞれの星座には、支配星といってオーナーがいる。それはその星座と密接に繋がっており、そのどちらでも影響を受ければ、その影響がもう一方に伝わる。

つまりラグナの支配星がどのような影響を受けているかは、ラグナに伝わり良い影響でも悪い影響でもラグナはそれを受けることになる。

例えば、ラグナが牡牛座であったとするとその支配星は金星であるから、金星がどこにあってどういう影響を受けているかを調べることはとても重要である。

ラグナは本人を代表しているものであるから、もし金星が害されていれば、本人が害されていることになるし、金星が良い位置にいれば、その本人も同様の良い効果を受けていることになる。

その星が第四室にあるか、または第六室にあるかでは大きな違いが出ることになる。

第四室にあれば、その人は第四室が表している事柄にとても興味があるということになる。家、車、資産や周囲の人たちや環境だろう。同様にもし第三室なら、コミュニケーションとか第五室なら子供や教育とか第六室なら病気や問題、七室ならパートナーや結婚となる。ただその星がそこで害されているか、支援されているかで、意味がまったく異なってくる。

つまり火星や土星のアスペクトを受けているか、いないかなども本人の気質や健康に大きな影響を与えることになる。

ラグナを分析するときに、その星座の支配星の状況、つまりどの室にあるか、どの星座にあるか、またどんなアスペクトやどんな星と同居しているか?などが重要になる。

そして、その星がダシャーでどう関わるか?ゴチャではどうか?などは常に注視する必要がある。

支配星と室との関係は、『光の道:第一巻』に詳しい。