例えば占星術で言われることを仮説とすれば、現代科学の枠に納められるかもしれない。仮説→実験・観察→証明→理論・推論→実証となる。
しかしこのギャップが埋められるのは、相当先のことになりそうなので、その辺りは放っておいて、私たちは楽しいジョーティシュの世界を探索しよう。
ジョーティシュの場合、とても理論的であるし法則性も知られているのだが、仮説(予則)を立ててもそれを証明したりはしない。当たれば当たったで、当たり前ということになるし、外れればなぜ外れたのか、その原因となる要素を調べたりはするが、その理論が間違っていたとはあまり考えないだろう。
理論自体が、数千年前から伝えられてきたものだということもある。これまで伝えられてきたものであるから、何度も確かめられてきたという実績もある。
もともと聖人と呼ばれる人たちが伝承してきたものであるという強みもある。
しかしこの現代は、AIと呼ばれる人工知能が人間にとって変わりそうな時代である。AIでも納得できるようなシステムでなければならないだろう。
いやおそらくジョーティシュはかなりAIによって行われるようになるだろう。なぜかというとシステム自体がとてもシスタマティックで論理的であるので、AIが取り組みやすい。
多くの要素がジョーティシュにはあるが、AIならそれらの要素をすべて取り込んで結論に到達できるだろう。